同綴り異義語

今日、某ドイツ語の翻訳作業をしていると、同綴り異義語(同綴り異音異義語?)が出てきました。

  • Teilchensorte

というやつです。「Teilchen」は「粒子」、「orte」は「場所」(の複数形?)、「sorte」は「種類」。果たして「Teilchens-orte」か「Teilchen-sorte」か。

話の内容的には「Teilchens-orte」のほうがありそうな感じでしたが、文脈的には「Teilchen-sorte」でないと通じないので、「Teilchen-sorte」だとすぐに分かることができました。


こういう「分ける場所で意味が変わる」感じの同綴り異義語を見つけると、紛らわしいと思うよりわくわくする気がします。一般的な同綴り同音異義語や、「read/read」(リード/レッド)、「стоит/стоит」(ストーイト/スタイート)みたいな同綴り異音異義語とは全く違った魅力を感じます。

この手の同綴り異音語を最初に知ったのは確かエスペラント語でです。どういう単語かは忘れましたが、「-gh-」を「-/gh-」と切るか「-g/h-」と切るかで意味が変わってくる、というやつだった筈です。但し、「ĝ」の代用として「gh」を使うことの欠点を指摘する、という文脈で。。。