日本のエネルギー

日本のエネルギーをめぐる現状に関するメモ。*1

コメント: 現在日本で消費されているエネルギーを全て太陽光発電でまかなおうとした場合、毎年GNIの9割近くの経費が必要であり、極めて非現実的な様相を示す。但し、例えば今後太陽光発電のコストが10分の1となり、原油価格が現在の2.4倍になったとすれば、両者は価格面で対等となるだろう。

*1:以下では原油太陽光発電の価格を比較しているが、(1)原油原油の取引価格であるが、太陽光発電太陽電池の価格+設置費用である、(2)日本の消費エネルギーに占める原油の割合は約50%である、等の理由により、両者の価格による単純比較には定量的な意味は必ずしも保証されないことに注意されたい。

*2:1999年における消費エネルギーは6.054×1012kWh。wikipediaより。

*3:http://www.iae.or.jp/energyinfo/energydata/data6011.html より、1原油換算キロリットル=1.07×104kWh、すなわち1バレル=約0.159キロリットル=約1700kWhとして計算。価格は1バレル=50米ドル=5000円として計算。

*4:1kWあたりの設置コストを70万円/kW、同年間の発電量を1000kWh/kWとし、10年間使用するとして計算。

*5:70万円/kWh×6兆kWh÷10年。

*6:Gross National Income=国民総所得