scimが使えるようになりました

大学で事実上自分専用PCとして使っているDebian etchですが、タイトルにあるようにscimが使えるようになりました。結論から言うと、必要なものをインストールした後、

  • set-language-envが作った設定ファイルを全て削除。
  • 「im-switch -s scim-immodule」で設定OK。

といった感じです。

自分のetchは、実は今まで日本語入力が非常にあやふやでした。個人的にscim+anthyを使って日本語(仮名&漢字)以外にもハングルとか入力したかったのですが、 Debian GNU/Linux スレッドテンプレを参考にset-language-envで設定して.xsessionをscimを使うように書き直すと、scim自体は起動しているらしいのですが何故か入力切替えとかが一切できず、キーを押すと漢字が直接入力的に出力されるといった状態でした。しょうがないのでset-language-envのデフォルト設定のままの、uim+anthyだか何だかで使ってたのですが、ハングルはset-language-envで入力法を韓国語にしても入力できませんでした。

以上のようなよく分からない状態でも、とりあえず日本語を入力するには不自由無かったのですが、数日前にアップデートした際にuim関係の更新がいろいろあり、依存関係で新規インストールしたり削除したりしていると、結果的に日本語が入力できなくなりました。さすがに日本語が入力できないのは不自由が大きすぎるので、何とかならないかと調べてみたところ、etchではset-language-envよりもim-switchを使うものだということをどっかのサイトさんで知りました。

im-switchは以前ハングル入力を試みた時にインストールし、詳しく調べもせずに失敗→放置としていましたが、さっそくscimを使うべく試してみました。が、im-switch -s scimとかim-switch -s scim-immoduleとかしても何故か入力できず。。。しかし、パッケージを削除したり再インストールしてみたりいろいろしていると、ある時突然scimが動くようになりました。何でうまくいったかはよく分からんけどとりあえずめでたしめでたし、と思ったのですが、その後一回終了して再起動するとまたscimが使えない状態になってました。

で、その後もいろいろ試してみて、最終的に冒頭にあるような結論に達し、無事scimを使えるようになりました。DebianというかLinuxというかに関する基本的なことも少し分かったし、ともかくも一件落着です。

なお、以下にscimが使えるようになったデスクトップ晒します。。。

原寸大の画像もあります。



話は変わって、我が広島大学に最近カルト宗教が積極的に進出しているらしいです。話題の「摂理」をはじめ、最近更に2つの仏教系カルト宗教の勧誘活動が確認されたとか。。。

ところでその仏教系カルトってどこでしょうか? ちょっと検索してみたところ、その「2つの仏教系カルト」に含まれるかどうかは不明ですが、「釈尊会」「親鸞会」「顕正会」というのがあるらしいです。釈尊会は知らん、顕正会は名前だけは聞いたことあるようなですが、親鸞会についてはある程度は知ってて、この日記でも過去に何度か名前だけは出てきてます。

親鸞会は、正式名称は恐らく「浄土真宗親鸞会」で、「高森親鸞会」とも呼ばれており、一部でカルトと見なされているようです。カルトではない、カルトだというのは親の勝手な心配だ、とする意見もあり、実際、統一協会とか摂理とかのいわゆる万人が認めるカルトと違い、一度教団内に取り込まれても脱退は比較的容易なようです。但し、偽装サークルを使って勧誘を行い、最初は親鸞会の名前を一切出さない等、その勧誘方法がカルト宗教と同じというのも事実のようです。

親鸞会は、浄土真宗本願寺派西本願寺)の元僧侶で本願寺派のありかたに疑問を持った高森何とかという人が作った真宗新興宗教で、教義(?)としては親鸞蓮如を絶対視する真宗原理主義を掲げ、本願寺派をはじめとした既存真宗各派を「葬式仏教」と批判しているようです。この他に、創始者兼代表の高森氏を神格化しているという説もあるようです(内部の人間は否定しているようですが)。

何故親鸞会について微妙に知っているかというと、本願寺派と並ぶ既存浄土真宗の代表格である真宗大谷派東本願寺)のシンパとして、自分の宗教を批判している団体が気になる、穏健でない言い方をすれば「敵の動向を知る必要がある」、というのが最大の理由ですが、他に自分の学部時代の友人が親鸞会をやってるということもあったりします。その友人は統一協会の勧誘も受けたことがあり*1、最初その友人が「浄土真宗をやってる」と言った時は、恐らく本願寺派のようなのを想像したであろう周囲は浄土真宗なら安心だと思ったものですが、実は一部でカルトと見なされている宗教だったということで、再び周囲は不安になってしまったわけです。今のところその友人は、例えば「高森先生こそ平成の善知識である。」といった系統のことは言ってないので、その意味では安心ではあります。

その友人とは、話をする機会があると微妙に真宗宗教論争になります。私は「親鸞会絶対他力を否定している」という比較的まっとう(?)な意見や、「神は世界を親鸞会の言うような姿に作りたもうたはずがない」という別宗教的意見、更には「親鸞会日本物理学会はどちらの方が正しいと思うか?」といった意味不明な質問をし、その友人を困らせてます。


親鸞会はともかくとして、何故故にいわゆる「高学歴の大学」の人はカルト宗教が好きなんでしょうね? 実際どうかは知りませんが、私としてはどうしても「カルト宗教にだまされる=頭が悪い」と思ってしまいます。あるいは「高学歴」ということと「頭がいい」ということは、反意語とまではいかないまでも少なくともただちに同意語ではない、ということなのかもしれません。もっとも、高学歴とは言っても、うちの大学の学生の過半数イラクとイランの違いが分からなかったとしても、或いはイラクイクラの違いが分からない学生が一割以上いたとしても、必ずしも驚きませんが*2

*1:統一協会のアパートまで行ったらしいです。入信する可能性は限りなくゼロだったようですが。。。

*2:但し非常にゆゆしき事態だとは思います