酒蔵と介護施設

昔、豊田郡安芸津町(現:東広島市安芸津町)に「金泉」というお酒を醸している酒蔵があった。その酒蔵は廃業してしまったのだが、酒蔵の建物は「デイサービスセンター金泉」という介護施設になって現存しているようである。

現在は呉市となる倉橋島の南東の室尾に「三谷春」というお酒を醸している酒蔵がある。その酒蔵と同じ住所で「グループホーム森蔵の家」という介護施設があるようである。まさか酒蔵を廃業しグループホームに?、と思ったが、グループホームの事業開始が2006年、手元にある三谷春の製造年月が今年の1月なので、恐らく両方やっているのだろう。介護施設ができたのは最近だが、「三谷春」は元からお医者さんの経営する酒蔵のようである。

「金泉」はまだ飲んだことが無く*1、「三谷春」は手元に一升瓶があり毎晩のように味わっているが、どちらも気になっている銘柄である。個人的に気になっているそれらの日本酒がいずれも介護施設と関係があるというのは、恐らく全くの偶然だが、不思議な共通点な気がした。

*1:酒蔵は廃業したが「金泉」という銘柄は呉市仁方の「雨後の月」の蔵元に引き継がれたようで、現在でも入手することができる。