ガソリンと人間(人件費)の価格あたりの環境負荷(二酸化炭素排出量)

ガソリンを使うと二酸化炭素(CO2)が発生し、環境負荷となります。一方、人間は呼吸や生活によってCO2を排出し、やはり環境負荷となります。ここでは、ガソリンと人間(人件費)の、一万円あたりのCO2排出量を計算してみました。

ガソリンは、1リットル*1あたり100円とすると、以下のとおりです。

  • ガソリン:230 kg/万円


人間(人件費)は、週40時間労働で時給1000円*2とし、CO2排出として呼吸(1 kg/日*3)のみを考えると、以下のとおりです。

  • 人件費(呼吸のみ):1.75 kg/万円


また、CO2排出として日本の国民一人あたりのCO2排出量(10 t/年*4)を考えると、以下のとおりです。

  • 人件費(国民一人あたりCO2):48 kg/万円


人間(人件費)の価格あたりのCO2排出量は、呼吸のみを考えるとガソリンの100分の1以下、国民一人あたりのCO2排出量で考えるとガソリンの約5分の1となります。人間(人件費)の価格あたりの環境負荷は、ガソリンと比べてかなり少ないと言えるでしょう。

*1:1リットルあたりのCO2排出量は約2.3 kg。http://bridgecompany.co.jp/co2/ 等参照。

*2:時給が倍の時は、価格あたりの排出量は半分になる。

*3:googleで調べてみると0.8 kg(800g)や1 kgというのがよく引っかかる。とりあえず1 kg/日を採用する。

*4:http://www.env.go.jp/earth/ondanka/stop2004/pamph14-15.pdf 等参照。