シーア派について

昨日、サークルの忘年会兼新歓で、新入部員の方と初めてお会いし(最近サークルに顔出してなかったので)、その方がイスラム*1についていろいろご存知だったので、シーア派関係を中心にいろいろ伺った。

私の従来のシーア派に関する知識は極めて乏しく(というかイスラム教自体あまり詳しくないのだが)、前期の授業でオリエンタリズムについて少しやった関係で*2ごく最近「ニザール派」について若干知るところがあった*3他は、シーア派については、シーア派が元々「アリーの党派」であるということと、スンニ派とはちょくちょく流儀*4が異なっているということと、あとは「十二イマーム派」とか「イスマーイール派」とかいった単語を辛うじて知っている程度だった。

酒の席だったので詳細はあまり覚えていないが、その方から教えてもらったことは、

等。かなり初歩的な部分である。

その方からはシーア派についての入門本も教えていただいた。生協でちょっと探してみた限りでは見つからなかったが、購入したらまた報告します。

*1:最近は「イスラーム」表記することが多いが、アラビア語かじってる真宗門徒としては、というより単なる個人的趣味かもしれないが、自分的には「イスラム教」という名称のほうをより使いたいと思う。普通は逆かもしれないが。。。

*2:「関係で」と言えるほどは関係ないかもしれないが。

*3:ヨーロッパでは「ニザール派=暗殺教団=麻薬を使っている=イスラム教の本質」とされていたが、実はそれはヨーロッパ側が勝手に作り上げたニザール派、更にはイスラム教全般に対する伝説だった、というもの。Wikipediaからの情報で難だが、ニザール派が実際に麻薬をやっていたという記述は、反ニザール派の史料にさえ無いらしい。ヨーロッパはこのようなイスラム教に関する(実態とはかけ離れた)伝説を「自分たちの対極にあるもの」として作り上げることで、「暗殺とも麻薬とも無縁なヨーロッパ・キリスト教文明」という(実態とかけ離れた)自分たち自身の姿を作り上げてきた、というのが「オリエンタリズム」の内容だったはず。

*4:教義ではなく「流儀」。教義の違いは「ちょくちょく」程度ではない・・・よね?