広島大学大学院教育学研究科音楽文化教育学講座第34回定期演奏会

広島大学大学院教育学研究科音楽文化教育学講座第34回定期演奏会(長...)を聴きに行く。

プログラムは

  • 吹奏楽
    • 煙が目にしみる(J. カーン)
    • ドラゴンの年(P. スパーク)
  • 合唱
    • ハレルヤ(G. F. ヘンデル)オリジナル及び編曲版
    • アメージング・グレース
    • ヘイル・ホーリー・クィーン
  • 二重奏

知ってる曲はハレルヤとアメージング・グレースと幻想交響曲の三つのみで、公演前の段階で自分の中では半分くらいは幻想交響曲の第五楽章目当て。

で、実際の演奏。

前半は「ドラゴンの年」が特に良かった気がする。なお、タイトルにあるドラゴンとは、ウェールズの国旗の例のドラゴン。

合唱は、技術その他は普通に良かったと思う。一方で、宗教の賛美歌を以前に比べて良いと感じられなくなったな、とも思った。

ラストの幻想交響曲。始まりからこの曲独特の幻想的な不気味さがほのかに漂う。この曲は今までCDで聴いた限りでは、ラストの第五楽章ばかり印象に残っていたが、今回初めて生で聴いて、前半四楽章の魅力にも気づかされた。

第四楽章が終わったところでフライング拍手が響いた。少なめに見積もっても会場の四分の一くらいはフライングしてたかも。一人二人くらいのフライングなら過去にも一度くらい遭遇した気もするが、これだけ大規模のフライングは初めての経験。

フライング拍手は間もなく収まり、第五楽章。第四楽章までもかなり良かったが、第五楽章の不気味さにはひたすら背筋が震える。期待以上だった。公演終了後も、かなりの間頭の中を第五楽章のメロディーが流れていた。

時間等が許せば来年もまた行きたい。