漢文にはまってます

最近漢文にいろんな方面からやばいくらいはまってます。もはや他のことが何も見えてない状態です。やばいです。

で、漢詩も作っています。今までに三首だけですが。うち一首は大昔に作ったもので、最近(ここ数日で)作ったのは二首ということになります。

とりあえず今日作った一首を以下に挙げます。ロクな内容じゃありませんが、最近作ったののもう一首のほうはかなり自暴自棄な内容で、それに比べればマシかも、ということで公開します。

性惡

人之性惡矣
惡自惡出矣
則天地者惡焉
則父母者惡焉
而何愛山與海矣
而何愛國與人矣
或曰命之衰而死焉
惡夫人爲之善焉

性悪(書き下し文&若干の解説)

人の性は悪なり*1。
悪は悪より出づ。
則ち天地は悪なり。
則ち父母は悪なり。
而して何ぞ山と海とを愛さん。
而して何ぞ国と人とを愛さん。
或(あるひと)*2曰く、「命の衰えたる」と。而して死す。
悪(みにく)きかな、人之を善と為す。

字数不定の古詩です。平仄は無視しています(というか調べてません)が、近体詩ではないので問題無しということにしてます。押韻は、、、語尾は矣矣焉焉×2で韻を踏んでいると言えば踏んでいますが、、、してると言うべきかどうかは謎です。字数平仄押印が適当な一方で、三四句と五六句が対句と言えば対句、起承転結と思しきものが一応ある等、無駄に形式張ってる面もあります。

*1:荀子性悪説と関係あるかどうか、関係あるならどういう意味で関係あるかは各自の判断にまかせます。

*2:中国・殷末の伯夷と叔斉のこと。周の武王が殷を滅ぼしたのをよしとせずに首陽山に隠れ、「于嗟徂兮命之衰矣」と詠い餓死した。聖人の象徴とされている。